東洋医学に学ぶ夏の養生 「夏野菜で心を冷やそう」

2024/08/29 ブログ
茄子、トマト、胡瓜、苦瓜のイラスト

8月も終わりに近づき、少しだけ涼しくなって参りましたが、まだまだ暑いですね。

東洋医学では、夏に痛めやすい臓器は心臓とされています。

 

心臓の働きは、血液循環や体温調節だけでなく、精神活動や感情などにも影響します。

夏の暑さによって心臓が熱を持ち、体調不良や精神不安定を引き起こしてしまうことがあります。

 

こうした夏特有の状態を改善する方法の一つが「心(=心臓)」を冷やす食材を摂ることです。

 

夏が旬の食材にはまさに熱を下げる効用があります。
例えばきゅうりやなす、トマト、苦瓜などです。

 

 

これらの食材は水分をたっぷり含むので心や体にこもった熱を下げてくれるだけでなく、汗をたくさんかいて失われたミネラルの補給にも役立ちます。飲み物で水分を摂るのも大事ですが、飲みすぎると胃酸が薄まり食欲不振や体のだるさといった、いわゆる夏バテになるので、夏野菜を積極的にとって夏バテ防止に役立てるのが有効な養生法と言えるでしょう。

 

まだまだ暑さが続くと思われますが、大地の恵を体内に取り入れて、残暑を元気に過ごしましょう。

 

東洋整体術・東洋カイロプラクティック専門学院
主任講師 川久保