ストレスと膻中(だんちゅう)

2024/01/07 ブログ
腕のイラストと心包経

東洋整体術・東洋カイロプラクティック専門学院では筋膜・神経・骨格・経穴経絡など様々な切り口から人体のバランスを見る技術を学びます。


今回はその中でも東洋医学の経穴・経絡(いわゆるツボ)からのストレスへのアプローチについて。

強いストレスにさらされている人は心包経という経絡が硬くなりがちです。

前腕部の真ん中の硬さをチェックするとわかり易いと思います。



そんな方に有効なツボはいくつかありますが、探すのが簡単で効果的なのが「膻中(ダンチュウ)」です。

有名なツボなのでご存知の方も多いと思いますが、両乳首の真ん中にあり、刺激すると痛い場所が膻中です。

膻中の場所を示す男性の写真

膻中を向かって右に10回ほど回すように刺激することで、身体の過緊張、気分の落ち込み、息苦しさなどが改する可能性があります。10回を1セットで足りなければ2〜3セットやってみましょう。下記YOUTUBEのショート動画でご確認いただくと分かりやすいかもしれません。

 

 

 

 

ここで注意なのが、回転する方向です。

膻中に向かって右回り、つまり自分から見ると左回りに刺激することが大事です。

逆に回すと身体の緊張がさらに強まってしまう可能性があります。

膻中の位置と右回転の矢印

膻中を刺激した後、腕の心包経を触ってみると、硬さが和らいでいるかもしれません。

ぜひ試してみてください。

 

ちなみに、当ブログでは経穴・経絡がテーマとなることが多いですが、

当学院の授業ではむしろ経穴・経絡の内容は全体の2割未満かもしれません。

ただ、筋膜や骨格の話は文章のみで扱うには難しく、解剖学的な解説が必要となってしまいます。

そのため、比較的文章で扱い易い東洋医学のお話がブログでは多くなっております。

東洋整体術・東洋カイロプラクティック専門学院では手技や療術体験を通して、人体の構造について少しづつ学んでいきます。ご興味ある方は、是非、学校見学にいらしてください。